SPECIAL

クリエイターズコメントCREATORS COMMENTS

原作・メインキャラクターデザイン

河野純子Junko Kawano

代表作品 『幻想水滸伝』
『幻想水滸伝Ⅳ』
『タイムホロウ奪われた過去を求めて』

一つの群像劇の終わりは、新たな群像劇の始まり―― そんな構造のゲームの物語を組み立てられないかと日々脳内で試行錯誤していた折、今回のお話をいただきました。 そしてそこからさらに練り込みを加えて出来上がったのが『アルカ・ラスト』です。

今回は主人公とともに物語の大枠を担うクレイ・シスという存在を作りましたが、これも面白い試みになっていると思います。 (現実世界に現れたクレイ・シスは運営の皆様に委ね、原作者として遠くから見守るのみでしたが……)

また、今回ご縁があって一緒に制作に携ることのできた方々が本当に素晴らしい方ばかりで、私なんだか人生の運をここでかなり使ってしまったような気もしております……。

それでは皆様、方舟でお待ちしています!

原作・企画原案

小牟田修Osamu Komuta

代表作品 『幻想水滸伝ティアクライス』
『FRONTIER GATE』シリーズ

『アルカ・ラスト』のお話をいただいたのは、 ちょうど去年の花粉が舞い始めた頃でした。

初めてフジゲームス様に企画を提案した時から、

テーマは「破壊と創造」、 主人公は「七人の破壊者」、 そして、群像劇──。

というコンセプトは決まっていたんです。

スマホRPG戦国時代に斬り込むのだから、 王道すぎるRPGじゃ太刀打ちできない、 でも奇を衒った作品にもしたくない。 王道でありながら切り口の違うRPGにしたい。 そんな想いから、七人の主人公、仲間たちの集う『方舟』、 そして、『クレイ・シス』など色々な挑戦をさせていただいてます。

すでに現実世界で活躍している彼女たちも 『アルカ・ラスト』の世界を描く重要なキャラクターなんです。

やがて、原作という原石は、素晴らしい方々によって、 『アルカ・ラスト』という作品へと磨き上げられていきました。

七人の主人公、そして、『クレイ・シス』、 『方舟』に集う、七つの世界のキャラクターたち、 「縁」が「円」となって紡がれていく物語を 多くのみなさんにプレイしていただけると嬉しいです。

メインテーマ

山根ミチルMichiru Yamane

代表作品 『悪魔城ドラキュラ』シリーズ
『幻想水滸伝Ⅲ,Ⅳ』

キャラクターデザインの河野純子さんとは、かつて一緒にお仕事をしたご縁で声をかけて頂きました。 私の現在の活動の中心である、姉妹ユニット「ミチカホール」のデビューコンサートに駆けつけてくださって、様々なヒーリング楽器を聴いてくださったのがきっかけです。

ゲームのストーリーや世界観などを事前にお伺いしたところ、共感するところがたくさんありました。 お打ち合わせの後、しばらくしてから、ふとしたときにメロディーが浮かびました。瞬時に、『このメロディーは、このゲームのためのものだ』と直感して作業に取りかかりました。聴いてくださる方が、いつの間にか癒されている、そんなことを想像し、ワクワクしながら作曲しました。

こうして、そのメロディーはこの作品のオープニングテーマになったのです。

オープニングテーマには、ソウルサウンドライアーという竪琴に似たハープのような楽器2種類の生音が入っています。これらは「A = 432hz」で調律されています。少し低めにチューニングされた楽器の癒し効果を、ぜひ多くの皆様に体感していただきたいです。

存分に楽しんでくださいね!

バトルBGM

古代祐三Yuzo Koshiro

代表作品 『世界樹の迷宮』シリーズ
『湾岸ミッドナイト』シリーズ

最初にゲーム画面を拝見したときに、とても魅力のあるキャラクターと美しい背景に感激いたしました。 それらに相応しく、世界観を一層引き立て、盛り上げる音楽作りを心掛けました。 制作スタッフも素晴らしい方々ばかりですので、私自身がゲームプレイヤーとしてもとても楽しみにしています。

オーケストラ楽器のアレンジや、打ち込みテクニックにはかなり力を入れています。 またバンド収録も生楽器を使用するなど、演奏や録音技術の点でも迫力のあるサウンドになるように細部までこだわっています。 特にバトルシーンでは印象的なメロディと疾走感や勢いを大事にしました。

本作は山根さんや柳川君も参加されていますが、お二人とも素晴らしい楽曲を書かれますし、これまでにも何度か私とも共作でゲームサウンドを作ったこともあるので、また再びご一緒できることを嬉しく思います。 ゲームを遊んでいただく皆様に、ぜひじっくりと音楽に耳を傾けていただければ幸いです。

シナリオBGM

柳川剛Takeshi Yanagawa

代表作品 『シェンムー』
『カルドセプト』

劇伴(BGM)の制作はシナリオを読み込むところから始めます。 拝見したのは執筆途中ではありましたが、人の渇望が万華鏡のように交差し互いに作用しあう因果の中、わかりやすい正解など存在し得ないという骨太なテーマに制作陣の覚悟を感じました。 私自身、音楽だけでなく脚本の執筆なども手掛けることがあるのですが「次の脚本はどうなるの?」と、ユーザーのように続きを楽しみにしながら制作に勤しむ日々を過ごしています。

劇伴はキャラクターの心情に寄りそうと同時に世界を伝える雄弁な語り部でもあります。 アルカ・ラストに登場する魅力的なキャラクターたち、彼らの暮らす背後にある多様な文化の数々…世界が持つ空気感や匂いなど、脳の言語野を通さずにダイレクトに感じる「そこに在る、確かな気配」をどうすれば感じ取ってもらえるか? そういったことを常に念頭に置いて制作しています。

皆さんがアルカ・ラストへ旅立たれる日を楽しみにしております!(私も早くプレイしたい…っ!)

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